「自分を大切にできると人も大切にできるお話」~プライベートゾーンと境界線~
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1月15日(水)の5校時に、だんだん助産院(訪問型助産院)助産師の前田真菜さんを講師にお招きし、『「自分を大切にできると人も大切にできるお話」~プライベートゾーンと境界線~』というタイトルで、プライベートゾーンや境界線(透明バリア)、性器の洗い方についてお話ししていただきました。
①プライベートゾーンとは?
口、胸、性器、おしりなど命に直結する場所をプライベートパーツといい、それら(口+水着でかくれる場所)をまとめてプライベートゾーンといいます。プライベートゾーンは「人に見せない、さわらせない、写真を撮らせない」がお約束。もし「みせて」「さわらせて」と言われたら、「いやだ!」「やめて!」と勇気をもって、はっきりことわることが大切です。プライベートゾーンは「自分だけの大切な場所」なのです。
②境界線(透明バリア)とは?
人はそれぞれ、相手と自分との間に目には見えない境界線(透明バリア)があります。これは、自分も相手も守る大切なもので、時と場合によって、大きさ・カタチ・強さなど様々で、人によってもみんなそれぞれ違います。透明バリアは「からだの境界線」「きもちや考え方の境界線」「もちものの境界線」など種類があり、友だち同士、親子間、恋人間等にも透明バリアは存在しています。
からだの距離が近い、すきなものを否定された、自分のものを勝手に捨てられた、、、透明バリアのピンチです!そんなときは、「いやだ!」「やめて!」と伝えます。伝えるのが難しいときは、その場から離れて、話せる人に相談してOK!自分が相手に何かするときは「~してもいい?」など、相手に同意をとることが大切です。
また、自分にとって気持ちの良い距離ってどのくらい?ということで、ワークを行いました。みんなそれぞれ気持ちの良い距離が違うということに気づくことができました。
③性器の洗い方
男の子、女の子の体のつくりはそれぞれ違っていて、洗い方も違います。男の子は、汚れが溜まりやすい場所に気をつけながら優しく洗うこと。女の子はデリケートゾーン専用のせっけんがあること、前から後ろに向かって洗う(トイレで拭くときも同じ)、洗いすぎにも注意!など気をつけることを教えてくれました。実際に、自分の体を見て触って知ることが、自分を大切にすることに繋がります。
今回の講話でも、子どもたちはもちろん、大人も改めて勉強になりました。
性について話すのは少し恥ずかしいような気もしますが、子どもたちが何か困ったときに相談しやすい大人であるために、子どもと一緒に、大人も性について改めて勉強することが大切だと思いました。
真菜さんに講話をしていただくのは、今回で3回目です。
いつも地域ボランティアとして、「福嶺小学校の子どもたちのために!」という温かいお気持ちでお話ししてくださり、本当にありがとうざいます。
子どもたちが、自分のからだや心に向き合い、自分も相手も大切にできるように、これからも一緒に子どもたちのサポート・見守りをよろしくお願いします☺
- 2025年1月21日 09:26