12月4日校長講話「おもいやり算」

  12月4日の朝会では、「おもいやり算と人権」をテーマに講話を行いました。現在、本校では人権旬間であり、これに合わせて、子どもたちに思いやりの気持ちを具体的な態度で表すことの大切さを伝えました。

 講話では、13年前のACのCMを題材に「おもいやり算」を紹介しました。これは、「+たすけあう」「ーひきうける」「×声をかける」「÷わけあう」という、人を笑顔にする算数です。

 助けが必要な人に手を差し伸べる、重い荷物を「手伝います」と引き受ける、困っている人に「大丈夫?」と声を掛ける、自分のものを分け合うなど、具体的な行動例を示しました。

 しかし、人権は「もっているだけ」では守られません。からかいの言葉や無視といった小さなことが、だれかの心を深く傷つけ、人権を奪ってしまうのです。だからこそ、法律やルールだけでは足りず、みんなの「小さな思いやり」が必要であり、この「おもいやり算」の行動こそが人権を守ることにつながります。おもいやり算を実行するためには、やさしく(気持ち)、かしこく(考える力)、たくましく(実行する力)の3つの力が必要です。「おもいやり算ができる人」はこの3つの力を持っているのです。今日からまた、学級中に、学校中に「おもいやり算」を広げていきましょう、と締めくくりました。

  • 2025年12月5日 14:50

ページの先頭に戻る