地域と本校の概要


 

本校は、大浦に大浦尋常小学校として明治21年開校し124年の歴史のある学校である。

明治25年には、野田に移り、大正13年に現在の地へ移転した。学校名も「西辺尋常小学校」「西辺国民学校」「西辺初等学校」と変遷し「西辺小学校」となった。

長い歴史の中では、火災や大型台風の被害に遭い、幾度となく学校運営の危機的な状況になったが、学校関係者とともに地域住民の献身的な協力があり困難を乗り切ってきた。

また、地域住民の学校環境美化に関する協力が強く、ガジュマルの大木や松、想思樹等の樹木や苗木が植えられ、今日までことあるごとに環境美化に尽力してもらっている。

本校区は、西原と大浦、福山の3つの部落からなる。3部落とも地元の老人会活動が盛んで、運動会等の学校行事に協力を惜しまない。

本校の所在する西原は、明治7年に池間島や佐良浜などからの移民でできた地域である。池間島に伝わるミャークヅツやハーリー(ヒャーリクズ)など独特の地域行事があり、児童もその行事に参加したり見学したりしている。

本校児童は、毎朝地元のお年寄りの家に行き、声を掛けてから登校するカナスヤー運動を行っている。授業参観やスポーツ行事では、保護者だけでなく祖父母や地域の方々も参観するなど教育に関心が高い。そのような中で児童は、地域に育まれながらのびのびと学校生活をおくっている。

ページの先頭へ戻る